安心・安全のインプラント治療を!
デジタルレントゲン トロフィーパンプラス(歯科用部分CT)
3D断層画像(CT)の撮影できるデジタルレントゲン
大きな特徴は3D断層画像(CT)が撮影できることです。
従来の歯科用CTに比べ撮影範囲は狭いですが(50o×37o)、そのぶんX線被曝量を少なくすることができます。また、X線をパルス照射することによりさらに低いX線被曝量を実現しています。画質は0.076oの幅で画像をスライスすることができます。
これは現在日本で導入されている歯科用CTのなかで高精度の1つです。また、歯科用に特化したソフトにより様々な機能があり、3D画像(CT)を構築することや、神経や血管の表示・インプラント埋入のイメージ画像などを表示することができます。
現在は上顎または下顎の全体の3D画像を撮影することが可能となりました。
従来のX線撮影との違い
従来のX線撮影では骨の中や歯の中の様子を2次元的にしか見ることができませんでした。ところが、トロフィーパンプラスは撮影した部位を3D画像(CT)に構築できるため、治療部位を3次元的に見ることができます。
3次元的に見ることで、治療部位の詳しい情報が手に入ります。歯科治療は目に見えないところを手探りで治療することが多いため、あらかじめ治療部位を3次元で確認できることは非常に有利です。
当クリニックのインプラント治療の特徴
安心・安全のインプラント治療を
今までも、歯科医師の経験や勘だけに頼らず、「CT撮影」を用いることで、客観的な判断基準を基に安全なインプラント治療を行っておりました。
CTの優れた点は、コンピューター上で骨を「3D」で再現できる点です。これにより、レントゲンでは分からなかった、骨の奥行き、骨の幅、厚みを正確に知ることできます。
こうした診査・診断を行うことで、インプラントの失敗などを大幅に減らすことも可能です。その為、今まではインプラント治療、また他の外科手術を行う際必ず大学病院や他の施設に行って頂きCT撮影を行って頂いていましたが、今回H25.1より歯科用部分CTを導入しより的確に診療を行えるように体制を整えました。
再確認・・なぜデンタルCTが必要なのか?
デンタルCTとはコンピューター活断撮影機のことです。レントゲンとは異なり、物体の内部構造を三次元で立体的に分析する点に優れた高度な機械です。
当院のデンタルCT機器
当クリニックではインプラント治療だけではなく、他の外科処置(親知らずの抜歯・歯周外科治療)、根の治療(根管治療)など顎(あご)の内部画像を構成するための機器として、より精度の高い治療を行うことを目的に使用します。
顎の骨は複雑
顎の骨の内部は非常に複雑で、数多くの神経や血管が通っており、それらの情報を確実に把握する事が必要不可欠となります。しかし、従来のレントゲンでは平面的な情報しかなく、これらの詳細な情報を得ることは困難でした。つまり、血管や神経を傷付ける危険性が常にある訳です。
デンタルCT画像
顎の骨の厚み
どんな治療においても、レントゲン撮影は行います。これは肉眼ではわからない骨や顎顔面の状態を2次元で撮影することにより、病体(むし歯・膿みなど)を評価することが目的です。
一般的なレントゲン写真
パノラマ写真
一方、デンタルCTでは対象を3次元で撮影するので、顎の骨の形や厚みが正確に分かりますし、骨の中を通っている血管や神経の位置も把握できます。
例えば、インプラントの植立には骨に充分な厚みが必要となりますが、やはり、デンタルCTで撮影しなければ正確な厚み、骨量というのはわかりません。
従来のレントゲンのみの施術においては情報が少ないあまり、手術途中で断念する、という事例も報告されています。
当院にて導入している、歯科用CTによる3D撮影により、手術に必要な顎の骨の内部の状況を正確に把握することが可能なため、より安全な手術が可能になっています。
高度な手術計画
このように、安全で正確なインプラント手術を行うには、デンタルCTによる撮影が必要不可欠です。
デンタルCTによる3Dレントゲンをコンピューター解析することにより、患者様一人一人にあった綿密な手術計画を立てることができ、より高度で確実な手術を行うことが出来るのです。
症例
インプラント
フィクスチャーを埋入する周囲の状況を把握し、シミュレーションできます。 術後の経過観察も行えます。
歯内療法
歯根の形態、長さ、本数破切だけでなく、根管充填の状況なども把握できます。 根尖病巣の大きさや形状の把握もできます。
外 科
埋伏知歯、過剰歯などの状態と 周囲の状況を把握できます。
解説
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パノラマを撮影すると下顎右側に埋伏歯の存在を確認できます。 |
パノラマ画像では埋伏歯が下顎管と重なって写っており、このまま抜歯をすると下顎管を傷つける恐れがあります。 |
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トロフィーパンプラス3Dにて3D撮影します。撮影後「下顎管ツール」を使用して、ソフト上で下顎管に色を付け走行状態を明瞭にします。 |
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3Dの断層画像を確認すると、埋伏歯と下顎管の位置関係がはっきりとわかります。 |
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